2012年12月31日月曜日

2012年 有言不実行。突然、実行


2012年は有言不実行な年でした。
やるやる言っといて、とにかくやらない。

バスケもっとやるとかガンプラつくろうとか言ってやらない、そんなのはかわいいもので、もにまるずの原型100種リメイク全部終わらせるとか、卒制の作品をリメイクするとか、活動の核となるような事までやるやる言っといて、まぁ、やらない。
ほんとやらない。

私の周りで一緒に活動している人や、もにまるずスタッフなら言っている意味がよくわかると思います。
やるやる言って結局、やらない。

でも気にしない。(気にしろ)

そのかわりメインの活動にあまり関係ない何かを突然に作り始めたりはするんですね。
ほんと急に作り始める。

その代表例が「HUMUP」という作品。


2012年の夏、寝る直前に急に浮かんで来てスケッチして、速攻でキーホルダー・Tシャツなどの商品を作ってみたのです。そこまでは良い。9月中にWEBショップ作ります〜!とか言って、まぁやらない。
でもさすがにこれは有言不実行すぎるな〜と思って、つい最近「HUMUP WEB SHOP」を開設しました。
ぎりぎり2012年のうちに作ったから許してください。
HUMUP WEB SHOP


急に作ったと言えばフジスのキャラ「カスくん(メタス)」とか
詳細は過去の記事



マミイの芸祭限定フィギュアとか
詳細は過去の記事


2011〜2012年は下ネタをモチーフにした「Shimoneta Graphics」を作っていましたね。(http://r18-watabemanabu.tumblr.com/)

美大の女子の皆様はみんな優しいから笑顔でシモグラ冊子を受け取ってくれたものでした。
そして2012年の新年早々にシモグラ年賀状を送りつけて僕は満足し、シモグラはほぼ停滞しました。



こう考えると、熱しやすく冷めやすい2012年でしたね。
よく「ひとりっこ?」とか「B型?」とか言われるのはこういう性格だからでしょう。(4人兄弟のO型です)

急に真面目な話をすると今年の自分の「もにまるず」の制作・活動・リメイクとかもに工房の運営とかを評価すると65点くらい。まだまだ、ぜんぜん。
やりたいことはもっとある。体力がついてこない部分が大きい。でもそれは言い訳。

ま、余計なもの作ってるから当然ですね!
でも楽しかったからトータルで100点満点!(てきとー)

なんで、もにまるず以外の作品を突然に作り始めるのか、なんでテイストが真逆というくらい違うのか、というあたりの真面目な事はこんどブログにアップしようと思います。(とか言って結局やらなそう)

話を戻すと2012年は有言不実行って事でした。
ちゃんとやったこともあるけど、たくさんのやらなかったこともある。
それでいい。

自分よりも2012年のもっと有言不実行があるから。
マヤの2012年12月人類滅亡説!

それにくらべればマシでしょう!ね!

では、テキトーなブログも書き納め。
よいお年を〜〜!!

渡部学

2012年12月30日日曜日

もにまるずヒストリー4:2008年11月 芸術祭!「もにまるず」登場!


2007年芸術祭で作った自主制作「100ANIMALS」。
リベンジを誓い、一年かけてリメイクし、2008年芸術祭で誕生した「もにまるず-moni moni ANIMALS-」。

リメイクの話はこちら

これが2008年芸術祭「もにまるず」!




この時の展示は文化女子大学の2人の友人とのグループ展でした。
もちろん、もにまるずは1人で作りました。
かわいいものをテーマに展示販売し、ショップをイメージして展示。

そこで初めてもにまるずを販売することに。
販売したのは10種類ほど。値段は350円。なんせ初めての販売ですから、いくらで売ったらいいのかぜんぜんわかりませんでした。


芸術祭がスタートしドキドキしていると、すぐに三人組の学生のお母さんらしきグループが入ってきました。
その時の反応はもう覚えていないのですが、その中の一人の方がブタを買って行って下さいました。
初めて、もにまるずが買ってもらえた瞬間!
嬉しかった!!

もちろん自分では良いものと思って作っているけど、それをお金を出して買っていただけるのは全く別のこと。
作品が売れる、これは作家にとって大きな一歩です。

すると、ぼちぼち売れるではありませんか!あれ?売れる!?やばい無くなる!
ちょっと400円にしよう…。あれ、売れるな、作り足しても無くなる、450円に…。
そして芸術祭3日間で350円スタートのもにまるずは、最終的に500円になりました。3日で100個以上!ほぼ完売!

同級生やお知り合い、憧れの先輩にも見てもらったり、買ってもらって、コメントもらったりして充実という言葉では表せない充実感。

暗黒の一年が報われたのですから。

学年担当助手のハヤセさんが作品を見て一言「すげぇな…」。これがめちゃくちゃ嬉しくて今でも鮮明に覚えてます。
何気ない一言の力。

良いと思った作品にはたとえ一言でも「良い」とか「好き」という気持ちを伝えることの大切さを実感。目上の方の一言は大きいですね。

この展示ではもにまるずの他に、うさぎ柄のシルクスクリーン印刷のTシャツ、課題でつくった物語の本も販売しました。
フィギュア、Tシャツ、本、そしてショップ風に展示。二年生なりのクオリティですが当時やりたかったことをやりきれた芸術祭。
なりよりも、もにまるずが完成したこと、たくさんの人に見てもらえたこと、買ってもらえたこと、一年の下準備をかけたからこその大きな大きな収穫でした。

やりきった〜!と思いました。

満足。

しかし、さらなる幸運が。
芸術祭3日目の最後の最後、2人組の大学生が声をかけてきました。

「こんど原宿で学生を集めて展示をします!学生でこんなふうに商品を作ってお店みたいにしているなんてすごい!ぜひ出展して頂けたらと思っています!」
と、熱い2人組。

これをきかっけに学外展示、さらにはニューヨークでの展示につながっていく、学生アートグループ「Gift Of Somebody」との出会いでした。

次回は学外に飛び出していく「もにまるず」のお話です。


おまけ
展示風景はこちら。

Uが逆(笑)

試着室とかつくったり

うさぎTシャツ〜

つづく

もにまるずヒストリー3:2007〜2008年 100ANIMALSリメイク作戦


2007年芸術祭(大学一年)で初出展したもにまるずの前身「100ANIMALS」。
詳しくは過去の記事をご覧下さいませ


作品としては大失敗の展示だったものの多くを学び、2007年芸術祭が終わったらすぐに2008年芸術祭にむけ、一年かけて「100ANIMALS」のリメイクを始めました。
まず100匹である必要性から考えなおし、キャラの選定、フィギュアの原型、イラスト、パッケージ、展示方法、キャッチコピー、全てです。

原型のベースとうさぎのパーツ
もちろんうさぎが第一号

この時、19歳なりに細かく深く考えたつもりです。10年や20年、もっと永く親しんでもらえるキャラクターにしようといくつかの仕組み・仕掛けを埋め込んだりして。
この時に考えたキャラクターの仕組みは後の特許取得に繋がりました。

なぜもにまるずの動物キャラクターには個々の名前がないのか、なぜメジャーな動物がいなかったりするのか。たいしたことはないけれど、いくつかの見えない仕掛けを施して。
でもそれが効果を発揮するのはいつ到来するかもわからないずっと先、本当に有名になってからの話で、今でもその効果が発揮されていません(笑)

いつ日の目を見るかもわからないのに、そんな保証などどこにもないのに、大きな野望を抱きながら作っていました。
ぜったいにすごいの作ろうと意気込んでいました。

それは、しんどい。

思っていることばかりデカいから。
毎日毎日、学校から帰ったらイラレ、イラレ、イラレ、粘土、粘土、粘土。ひたすらイラレデータと原型を作ります。
このリメイク期間から、物置きになっていた部屋を作業場にしていたのですが、その部屋に入った途端に蕁麻疹が出るほど正直しんどかったです。あんまりしんどいとか言わないタイプですが(疲れた〜は言うけど)これはしんどい。蕁麻疹とか物理的にもしんどい。



ひたすら作る。楽しいから作るとかを越えて、ただ作る、リメイクして芸術祭に展示するために。

動機の殆どが悔しさ。
動機はなんでもいい、とにかく作れば。
作らなきゃ作家じゃない。
まさにTHE 体育会系。超余談ですが、この時が体力のピーク、握力73kg。無駄。

根性で作っていました。いや今も。




作っているのはほとんど誰も知らない作品であり、完成しても誰が見るかもわからないという不安。
その時期に個人的につらいこともあったりしてかなり暗黒時代。
そんなこともあって、強くなりたいと思ったんです。
ただかわいいだけじゃなくてメッセージを込めよう、大切なメッセージを。未来の自分に対しても。
そういう思いでできたメッセージが今のもにまるずメッセージ。


やわらかい、は強いこと。


そして名前もシンプルに、もにもにした動物だから、もにまるず。
「もにもに」を普通に使われる擬音語にしようという野望も抱いて。
これが決まったのはたしか2008年の夏のおわり頃。もうすぐ芸術祭です。

この真っ暗な一年、でも野望と希望をもってひたすらに作った一年を経て、やっと芽が出る「もにまるず」。
それが2008年の芸術祭でのこと。
そこから物語は進んで行くのでした。

つづく。


プレゼント用の最後の「100ANIMALS」
2008年3月

2012年12月20日木曜日

「Jimmyさん制作日記」公開!

今、アーティストの山崎ひかりさんの「Jimmy(ジミー)」さんというキャラクターのフィギュアを作らせて頂いています。


山崎ひかりさんのWEBはこちら(トップページの下にいるキャラクターがJimmyさん)
http://pikari-bunny29.jimdo.com/

初めてお会いしたのは今年の8月、山崎さんの個展にて。
その時にいろいろお話していて「Jimmyさんを立体化したいです」と山崎さん。
その場で「フィギュア作りましょう!」となって、作らせてもらえることになりました。
もともと作りたいと思っていたのでとても嬉しかったです。

さっそく8月に着手。でもなんだかんだ12月になってしまいましたが、本日12月19日、試作が完成しました!(パチパチ)

この長ーい期間、「Jimmyさん制作日記」をEVERNOTEにつけていたので、それをそのまま公開しちゃいます。
どんなふうにできたかを楽しんでいただければと思います。(ちょっと長いです)



ーー
2012年8月
まずざっくり試作、大きさの検討




手のひらサイズで決定!

ーー

9月30日
いただいた側面図を見て大まかな形をあわせていきます


 

               
顔を一度埋めた
お腹を膨らませ、顔もボリュームアップ
腕の形をあわせる
          
お尻のラインの滑らかさを出す必要あり
ーー
10月1日
顔を描いてみた、デカいな。
口が高いね





ーー
10月4日
ジミーさんとキャンドルナイト
(すみません、あまり進めてないっす)



ーー
10月7日
盛り作業。もりもり。
最初の試作よりも覇気が出てきた感
 


足を小さく。もっと小さくできるはず。

顔の輪郭のアタリをつけとく。
まだ大きいですかね。

肉のたるみは少しやりすぎ?
アンバランスな形なのに立ってるのが自分でも少し不思議

ーー
10月8日
さらに盛る
どんどん太る、あとで痩せる。
今のうちに非対称をなおさないと
腕の付け根、胴体の傾き、顔の位置を修正しよう


ーー
10月13日
全身を一回やすってから、顔のケガキ




輪郭の皮をつけたよ、顔も描いてみる


身体の右のラインが大きく違うな
今日はここまで~

ーー
10月18日
頭のフチと口の盛り

ーー
10月29日

足を削り、顔の二段目の肉を盛る。
右足をもっと細く。
左右の腕の長さ、肩の高さを合わせる。

ジミーさんっぽさ出てきたかな~  

ーー
11月15日
久々のジミーさん制作


一気にやする。足、腕、体をジミーさんらしい形に。
ーー
11月22日
山崎さんにご連絡した「もうすぐできます!」。その後に大幅に修正にかかる。
ブログを拝見しまくって山崎さんの線に少しでも近づきたいと思います

腕の長さ足のかたち、口などいろいろな修正中

現状、自立してない

ーー
11月29日
もうす12月だね。

そろそろ完成させないと
ーー
12月1日
あと少し
なんかゴツい
あ、これダメだ、ゴツい、盛りすぎた

ーー
12月2日

できた!





サーフェイサーを吹く

乾いた!!
直すところがまた見えてくる。
山崎さんに見ていただく!


ーー
12月某日 都内某所(隠す必要ない)

山崎さんがJimmyさんをチェック中!
どーん

顔のフチ、背中、口パーツを少し修正することに
ほぼOKいただきました
ーー
12月16日

修正した

ーー
12月17日

油粘土に半分埋める

シリコンを流す






ーー
12月18日

シリコン両面できた〜
キャスト(樹脂)取りした!(写真ないけど)

ーー
山崎さんと試作の日

キャスト(樹脂)で複製したものにスプレーする
今回は青にしてみました
顔はマスキング


マステをぺろーん

顔描いて完成!!

じゃーん


今回は全体の感じを確認する試作なので、本番はマスキングをしっかり。

ーー

という感じで、本日いちおう試作が完成しました!
2013年1月末にはちゃんと完成し、それ以降に何だかのかたちで販売する予定です。
色も何種類か作ります!

そもそも山崎さんとお会いする前から、こちらはwebやツイッターなどで一方的に知っていて、webで絵を一目見た時に「この方はヤバい!」と思ってファンになりました。
とても素敵な絵を描く方で、自分とはまったく違う「カワイイ」の感性を持っていて、とにかく線も色もカワイイです。

だから今回作らせていただけて嬉しいです。自分でも完成がとても楽しみ。

お楽しみに〜!


山崎ひかりさんWEB