2012年12月20日木曜日

「Jimmyさん制作日記」公開!

今、アーティストの山崎ひかりさんの「Jimmy(ジミー)」さんというキャラクターのフィギュアを作らせて頂いています。


山崎ひかりさんのWEBはこちら(トップページの下にいるキャラクターがJimmyさん)
http://pikari-bunny29.jimdo.com/

初めてお会いしたのは今年の8月、山崎さんの個展にて。
その時にいろいろお話していて「Jimmyさんを立体化したいです」と山崎さん。
その場で「フィギュア作りましょう!」となって、作らせてもらえることになりました。
もともと作りたいと思っていたのでとても嬉しかったです。

さっそく8月に着手。でもなんだかんだ12月になってしまいましたが、本日12月19日、試作が完成しました!(パチパチ)

この長ーい期間、「Jimmyさん制作日記」をEVERNOTEにつけていたので、それをそのまま公開しちゃいます。
どんなふうにできたかを楽しんでいただければと思います。(ちょっと長いです)



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2012年8月
まずざっくり試作、大きさの検討




手のひらサイズで決定!

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9月30日
いただいた側面図を見て大まかな形をあわせていきます


 

               
顔を一度埋めた
お腹を膨らませ、顔もボリュームアップ
腕の形をあわせる
          
お尻のラインの滑らかさを出す必要あり
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10月1日
顔を描いてみた、デカいな。
口が高いね





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10月4日
ジミーさんとキャンドルナイト
(すみません、あまり進めてないっす)



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10月7日
盛り作業。もりもり。
最初の試作よりも覇気が出てきた感
 


足を小さく。もっと小さくできるはず。

顔の輪郭のアタリをつけとく。
まだ大きいですかね。

肉のたるみは少しやりすぎ?
アンバランスな形なのに立ってるのが自分でも少し不思議

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10月8日
さらに盛る
どんどん太る、あとで痩せる。
今のうちに非対称をなおさないと
腕の付け根、胴体の傾き、顔の位置を修正しよう


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10月13日
全身を一回やすってから、顔のケガキ




輪郭の皮をつけたよ、顔も描いてみる


身体の右のラインが大きく違うな
今日はここまで~

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10月18日
頭のフチと口の盛り

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10月29日

足を削り、顔の二段目の肉を盛る。
右足をもっと細く。
左右の腕の長さ、肩の高さを合わせる。

ジミーさんっぽさ出てきたかな~  

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11月15日
久々のジミーさん制作


一気にやする。足、腕、体をジミーさんらしい形に。
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11月22日
山崎さんにご連絡した「もうすぐできます!」。その後に大幅に修正にかかる。
ブログを拝見しまくって山崎さんの線に少しでも近づきたいと思います

腕の長さ足のかたち、口などいろいろな修正中

現状、自立してない

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11月29日
もうす12月だね。

そろそろ完成させないと
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12月1日
あと少し
なんかゴツい
あ、これダメだ、ゴツい、盛りすぎた

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12月2日

できた!





サーフェイサーを吹く

乾いた!!
直すところがまた見えてくる。
山崎さんに見ていただく!


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12月某日 都内某所(隠す必要ない)

山崎さんがJimmyさんをチェック中!
どーん

顔のフチ、背中、口パーツを少し修正することに
ほぼOKいただきました
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12月16日

修正した

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12月17日

油粘土に半分埋める

シリコンを流す






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12月18日

シリコン両面できた〜
キャスト(樹脂)取りした!(写真ないけど)

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山崎さんと試作の日

キャスト(樹脂)で複製したものにスプレーする
今回は青にしてみました
顔はマスキング


マステをぺろーん

顔描いて完成!!

じゃーん


今回は全体の感じを確認する試作なので、本番はマスキングをしっかり。

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という感じで、本日いちおう試作が完成しました!
2013年1月末にはちゃんと完成し、それ以降に何だかのかたちで販売する予定です。
色も何種類か作ります!

そもそも山崎さんとお会いする前から、こちらはwebやツイッターなどで一方的に知っていて、webで絵を一目見た時に「この方はヤバい!」と思ってファンになりました。
とても素敵な絵を描く方で、自分とはまったく違う「カワイイ」の感性を持っていて、とにかく線も色もカワイイです。

だから今回作らせていただけて嬉しいです。自分でも完成がとても楽しみ。

お楽しみに〜!


山崎ひかりさんWEB


















2012年12月14日金曜日

ぜったいに!ぜったいに!

今日はムサビに行きました。
久しぶりに玉川上水を歩いて。
いつもは新小平から派。



学校はしょっちゅう行くけど、明るい時間にここを歩くのは久しぶりだなと思って歩いていると、ふと、頭の中で「ぜったいに!ぜったいに!」という言葉が浮かんできました。

怖い話とかではなくて、もちろん自分の声で「ぜったいに!ぜったいに!」と。
歩くリズムに合わせて「ぜったいに!ぜったいに!ぜったいに!」。
これはなんだろう?と少し考えたらその理由がわかりました。

大学1年生の時、毎日のように玉川上水を歩いて通っていました。
私はもともと悔しがりな性格なのですが、1年生の時はとにかく悔しがっていました。
入学当初はまわりの同級生の実力に圧倒されっぱなしでしたし、芸術祭で作品を作ってみたら全然うまくいかなくて「おれマジ終わってんな」と思っていました。

(芸術祭が大失敗だった話はこちら↓)

それがあってから学校に向かう途中、学校が近づくにつれどんどんエモくなってくるんですね、悔しさと作りたさが混じり合った感情が込み上げてくるんです。

「次の芸祭では絶対にすげーの作る!この作品、絶対にスゴいやつにするんだ!ぜったいに!!ぜったいに!!」

これを毎日のように思っていました。
この時の気持ちが、今日、玉川上水を歩いた時に頭の中で聞こえてきた声の正体でした。

「この音楽を聴くとあの頃のあの感じを思い出すわぁ〜」現象と同じやつだと思います。

玉川上水を歩くという行為に「ぜったいに!ぜったいに!」という気持ちが結びついていたのでしょう。

これがわかった時、その時の気持ちがリアルに蘇ってきて当時はめちゃくちゃエモかったなぁと思いつつ、自分では何も変わっていないと思っていてもどんどん変わってるし、忘れているんだなぁと。(この前なんか教室の場所を忘れててショックでした)

もっとエモくて青臭い感じ出していこうと心に決めつつ、この大学6年生はムサビに向かったのでした。





2012年10月29日月曜日

芸祭を終えて


おいおい、まだ終わってないよって。明日もあるよって。
でも明日は行かないので、おわった感じ。

2日間も行って、ほんと楽しかったな〜。
芸祭大好きキャラみたいな私ですが、学生の時とは全然違う楽しさでした。
今年は大学6年生としていろいろと参加させてもらえて。

今回の一番の目玉はやっぱり「エラーくん×もにまるず」のフィギュアですね。人気で良かった。
作るのがすこし大変で、もにスタッフには負担かけてしまったけど、お客さまに喜んでいただけて何よりですね。エラーくんの列に2時間ちょい並んでみて彼の人気を肌で感じました。トイレいきたかったです。
私は「個」で勝負する人が大好きです。尊敬する。芸祭でのコラボというのに大きな意味がありました。コラボできて良かったです。


あとはフリマ「ごりら」で「マミイ×もにまるず」の芸祭限定を作って販売させていただきました。
いつもなら使わない色の組み合わせや素材の使い方を存分に実験して、それをそのまま販売したという激レアものだと思います。いつもは「もにまるず」のトーン&マナーみたいなのに縛られてるけど、マミイで好きな色をガンガン試してみて何か超えたような気がしました。もっと今感じてるナウでヤングな「かわいい!」を表現するのって大事なんだなって。Zipperっぽさね。
いつも突然作るのに対応してくれて、マミイありがとう。




あと、もうひとつ。フジスのキャラの「カスくん」のキーホルダーを作ってフリマで販売させていただきました。2日目の朝に思いついて、おりゃーって作りました。お知り合いの方々がすぐに買ってくれて嬉しかったです〜。
ごりらのメンバーの皆様、こんなよくわかんない6年生を温かくむかえて下さってありがとうございました。少しでしたが、楽しかったです。
そしていつも突然に無許可でフジスのキャラを作るのを楽しんでくれて、フジスありがとう。


なんかガッツリ参加させてもらってしまったな。
それにたくさんの人に会えて、話せて良かった。

ちょっと3年生の時の話。
学生の時はそれはそれでとても楽しんでいたけど、余裕はまったくなかったなと今思う。
展示で一位になることだけが目標だったから。どんな人が、何を思い、どうやって作ってるか、それが大事だけど、上辺のクオリティばかり気にしていたなぁと今になって思う。極端に言えば、知らない人の作品を見ても「はいコレだめ~はいコレだめ~はいコレだめ~俺の勝ち~」みたいな思考回路してた。認めるのがコワかったんですね。
一番の失敗は「一位になること」それ自体を目標にしてしまった事。そりゃめちゃくちゃ嬉しかったけれども、達成しても別に自分になんの変化も起きるわけもないし、すっからかんになって3ヶ月ほど意欲ゼロで何も作れなかった。
「無」
このとき、何かに「なる」ことを目標にしちゃいけないんだ~と気がついたのでした。頭が単純なんですね、ほんと。今も。

学生の時の展示三昧があっての今なんですが、今回みたいに展示回って人と会って話したりフリマしたりする楽しさを味わえてほんと良かった。

あ〜今の4年生が卒業するなんて寂しすぎる〜。

とか言って来年はなんだかんだ今の3年生とコラボしたり企画にくっついて何かやってたりしてね。(さそってください)

手が筋肉痛のもにスタッフありがとう!
ごりらの皆様ありがとうございます!
展示のみなさまにお会いできてよかった!

あと一日、無事に、楽しい、芸祭になりますように!



買ったものや頂いたもの!大切にします!

あー眠いです!!

2012年10月11日木曜日

ぼくらのメタスができるまで



メタス(メタルフジス)の制作プロセス公開。

9/28 私は風呂に入りながらふと思い立ったのです。「フジスのアイコンを作ろう!」
フジスとはもにまるずスタッフの1人です。

風呂上がりに早速、着手。
石粉粘土で原型を作る。他人のイラストを立体にするのは勉強になります。
本人に何の連絡なしに制作をスタート。頼まれてもいないです。




10/1 粘土をシリコン取りして、さっそくキャスト(樹脂)にしてみる。



キャストのフジスはこれで完成。普通のフィギュアであればこれで終わるところ。

「金属にしたい」私は当初からそう思っていた。
中学の技術の授業で「鋳型と鋳造」みたいなヤツで錫(すず)を流して作品を作ったことがあった。その時はギャグで100万円玉を作った。とにかくお金が大好きなのである。

ってことで錫(すず)を買ってきました。

10/8 メタルフジスにするべく、両面どりのシリコン型の作成

10/10 シリコン型、両面完成。表面に離型パウダーを塗布。

錫を150℃で溶かし、流し込んだ。
このとき、フジスはもにまるずを作っていた。
俺がいくら「すげ〜!金属溶けた〜!!」とか騒いでいても仕事を続けていた。
きっと気になって仕方がなかったと思うけど、仕事に専念したの、えらい。


ドキドキしながら開けてみた。

けっこう上手くできてた!

ここからの磨き作業はフジスにバトンタッチ。
一番楽しい作業をあえて任せて先輩の余裕を見せつけます。(俺、めっちゃやりたい)


磨くフジス。

耐水ペーパーの800番〜3000番を使って磨く。
仕上げはコンパウンド。


そしてメタルフジスが完成。


© Fujisu / watabemanabu  
 Photograph:Fujisu

こうして、ぼくらの、メタスが出来上がったのである。



(「僕らのカヌーができるまで」の1000億分の1の壮大さでお送りしました)

2012年10月5日金曜日

つくるための道具のこと

先日、もにスタッフと作っていて道具の話になったので今日は道具のことを書きますね。

「もにまるずをつくる時にめっっちゃ使う7つ道具」がこちら。


見て何だかおわかりになるでしょうか。
電子はかり、ベビーパウダー、トイレットペーパー、ツールクリーナー(溶剤)、針金、筆、ピンクの棒です。

ふつう〜の道具です。もう少し色々あるんですが、めっっちゃ使うのはこちらのモノたち。

道具とは不思議なものでなんとなーく決まってくるんです。色々と試しながら、これじゃない、これでもない、こういうのがあったらいいなとか。ちょいちょい変わりながら今の道具なんです。

筆は本当に大切で、クオリティに直接関わるものですから様々なものを試しました。ハンズ、ユザワヤ、世界堂などを見て回って、買って試して、だめだーもうちょっとコシがあるヤツ!もうちょっと細いヤツ!とか試してみて、結局落ち着いたのが今の筆。運命の出会いをして買ったのは地元のホームセンター。そういうもんなのですかね。「あなたにとって大事な人ほどすぐそばにいるよ」ってどこかの国の800が歌ってましたから。

もにスタッフが話題にしたのはこちらの道具。 
針金
これは針金です。なんかツンツンしたりして使ってます。

この道具が一番安っぽくてよくわからんのに、写真に写っている7つ道具の中で一番使用歴の長い道具です。2008年の大学2年から使ってますから4年ですね。

当時はまだ自宅で制作していた時にあるとき「なんかこう、細いヤツ必要だ!なんか、こう、針金みたいな…針金…」という状況になり、父の引き出しからスッと持ってきたものを加工してこちらの針金となりました。

それは、ひとつのクリップ。
お気づきではあったかもしれませんが、クリップです。クリップ伸ばしたやつです。

もにスタッフが言ってたのは「引っ越しの時にこれをちゃんと持って来たのがすごい」とのこと。

たしかにそう言われればそうだなと思いました。
筆はバンバン新しいのに交換するのに針金はずーっと同じという。
意識して取っておいたわけではないのですが、考えてみれば「自宅」→「もに工房」→「新・もに工房」という2回の引っ越しを乗り越えてきてる強者です。
この針金は何度かなくしてるんですが、ぜったい出てくるんです。

この世界にはクリップの妖精がいるのかもしれませんね。

道具ってほんと不思議です。道具との出会いは縁です。その道具と出会うだけで一気に制作がスムーズになりますから。求めてなきゃ出会えないんですけどね、クリップのように。忘れがちな存在だけど長くつき合ったりして実はすっごい大切になっている存在が道具です、クリップのように。

もう眠くてなに書いてるかわからない。

ということで、道具はいつもキレイにして大切に大切に使いましょう!(いつも結論が雑)


(※ピンクの棒はキティちゃんのお箸です。1年くらい使ってます。その前はハム太郎のお箸でした。)