2017年5月29日月曜日

深みを感じた、デザフェスvol.45




2017年5月27・28日。
デザインフェスタvol.45に出展してきました!




今回もMブースを2個借りての出展でした!

新作「グミベア」
グミをモチーフにして、透明にカラーをつけて作った「クマ」のもにまるずです。


これを作ったきっかけは、4月に展示でニューヨークに行き、もにまる工房のお土産にグミベアを買ってきたからです。

そして、透明素材の技術もまとまってきたので、久々に透明のもにまるずを制作しました!
コアな もにまるフレンズ(お客さま)ならば気づいている方もいらっしゃると思いますが、もにまるずの新作や新技術の動向は「もちもちましゅ」の新作を見ているとわかるのです。

「もちま」で量産の方法をまとめ上げ、その技術を使って満を辞して「もにまるず」として商品化されています。スタッフにもよく言っていますが、「1個が偶然うまく作れることと、商品として安定して100個作ることは全く別」なのです。

そんなこんなで、「グミベア」が誕生しました!
爽やかで、美味しそうな、もにまるずになりました!


そして、今回の目玉の新作「クリオネ」!!


クリオネはずっと作りたかった作品で、複数の技術をまとめ上げて商品化することができました。
デザイン、作り方、技術は渡部が考えるのですが、それを研究して安定して制作できるようにマニュアルにまとめ、実際に制作するのはベテランもにスタッフが行ってくれています。
今回に限った話ではありませんが、作品ごとに意図を汲み取って、クオリティにこだわってくれるスタッフに感謝!


クリオネは、ずっと作りたかったという理由だけではなく、
さわり心地の探求、やわらかさのコントラストによって生まれる感覚、見た目の美しさ、そして「最小の要素」で表現するという「もにまるず」の仕組みや哲学をぎゅっと凝縮した作品です。
「これが、もにまるずだ!」といえる、新しい形で原点を見つめ直す作品となりました。

前回のブログを読んでくださったお客さまや、卒業生スタッフにもその思いは伝わっていて、会話を少し交わしただけで、本当に応援してくださっている気持ちが伝わってきました。

非常にマニアックな作品を作ってしまったことは自覚していますが、「みなまで言うな、わかっておる」という感じで、みんな楽しんでもにまるずを触ってご購入してくださいました。

もちろん、初めてのお客さまも「かわいい〜!きもち〜〜!!」と言ってくださり嬉しかったです!!全然「高い」と言われない(思っていても)、さすがデザフェスだな、とも思いました。




今回は、いつにも増してお客さまの声が暖かく、
本当に、本当に、つくっていて、つくり続けていて良かったと心から思いました。
感謝でいっぱいです。

前回のブログとは全然違う、嬉しい気持ちの涙を浮かべながら、このブログを書いています。



そして、今回は急遽、新作の「TRFG」という作品を別ブースで出展しました。
トラフグの稚魚をモチーフにした作品で、5/4のコミティアでデビューした作品です。

デザフェスの2日前に出展が決まったので、超スピードで準備しました!


デザフェス初出展でしたが、たくさんのお客さまが立ち止まって見てくださり、キャップは完売し、ボールチェーンもご好評で、出展できてとても良かったです!!


スタッフとパッケージングする様子


「キュートポン」という100個からストラップを作れるサービスも弊社でやっていて、TRFGボールチェーンもキュートポンで作った商品です。

(実はパッケージングも、今はスタッフと渡部でやっています)

今回は、キュートポンで作った商品を出してくださったクリエイターさんも何人もいて、会場で直接ご挨拶ができました!実際に売られている様子や、購入品ツイートで見かけると、キュートポンやって良かった〜!思います。

また、キュートポンを量産してくださる製作会社さんともお会いできて、デザフェス最高です!




そして、デザフェスの醍醐味でもある、クリエイター仲間との交流。





写真に載せたのは一部ですが、クリエイターさんたちの実際に作品を見てお話すると「やっぱりすごいな〜!」と思うし、元気が出ます。


今回のデザフェスは深みを感じるデザフェスでした。

いつもは「もにまるず出展!新作販売!!売れた!嬉しい!はい撤収!!!!」
すごく乱暴に単純化するとこんな感じですが、今回はもにまるずを出すだけではなく、様々な方と、たくさんお話ができました。

今回は、先ほど書いたように、お客さまからの応援の気持ちが本当に嬉しく、
久々の方も遊びに来てくださいました。

キュートポンのクリエイターさんとの交流もありました。
さらに、キュートポンは昨年の夏にビジネスセミナーに行ってプランをまとめ上げリリースしたサービスで、そのセミナーの主催の方ともお会いできて、進捗をご報告できました。

クリエイター仲間のみなさまも、お互いにバタバタとしているからそんなに話せないのですが、行間から滲み出る、嬉しかったこと、大変なこと、言葉にならないことがたくさん伝わってきます。
「手が足りない」とか「あんまり売り上げが…」とか「作る意味がわからなくなって…」という感じのアレコレ、わかります。心から、すごく。自分もみんなも、いろんな気持ちを抱えて作っています。
「みなまで言うな」という感じで、今度ゆっくり話そうね、ということになります。

卒業したもにまるずスタッフと話していても、過去のツイートや表情や間から、言葉にしていない言葉が、バシバシと伝わってきます。その表情、知ってる。「みなまで言うな」という感じです。(深読みかもしれないけど)

そんなこんなで、楽しいこと、嬉しいこと、大変なこと、プロテインのことを話したりできて、いつもとは少し違ったデザフェスだったな、と感じました。

なんか話が色々出ましたが、ブログだからいいかなと思います。

一言でいうと、デザフェス最高!!

みなさま、本当にありがとうございました!!

これからもつくり続けますので、またイベントでお会いしましょう〜〜!!!!!









2017年5月13日土曜日

「もにまるず」の類似品について思うこと

最近、「もにまるず」の類似品が目立つようになってきた。

ネットの画像で見つけたり、お店やゲームセンターで見つけたり、知人から教えてもらったり。

もにまるずファンの方々から、メールやTwitterのDMでご連絡をいただいて教えてもらうこともある。

類似品というか、完全なコピー商品だ。

今まで、Twitterでもブログでも一切この件については触れてこなかった。

気づいていないわけではない。
気づかないわけがない。

ただ、そのことについて書きたくもなかったし、考えたくもなかった。

以下、画像を載せる。

URLが付いている画像はネットで見つけた画像。



https://rakuma.rakuten.co.jp/item/f1215216230333500638

https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/v497716699

https://item.fril.jp/b6f6e9c7a9d6bef01a9e80f88bbd2b01


http://www.netsea.jp/shop/5215/161125-1OSR



簡単に見つかるレベルで、これだ。

これは似ているという話ではなく、コピー商品だ。

版権もののコピーがあることは、先ほど検索して気づいた。

やわらかくて、デフォルメされた動物という程度なら、もにまるずの影響は少なからずあるかもしれないけど、
既存のものを変化させて新しいものを生み出すというのは創作の基本になるものだから、それはいいと考えている。

とあるハンドメイド作家さんから、自身の作品がもにまるずに似ていると指摘されて、心配してご連絡をくださったことがある。形状もネーミングも違ったので、全く問題はないですとお伝えした。

作ったものが似てしまうことがある、というのは十分わかっている。
それは創作につきものだから。

そういう考え方からすると、もにまるずだって、何かに似ていることになる。


ただ、コピーはダメだ。

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ポケモンとレゴに憧れて、
無限の展開と、美しい仕組みを作りたいと思いながら「もにまるず」を作りはじめた。


もにまるずは、2007年、私が18歳の美術大学生だった頃に作り始めた作品だ。

最初は、大学の学園祭で展示するために、ひとりで作りはじめた。
もちろん、家でだ。

全然うまく作れなくて、悔しい思いをしながら改良を重ねて作り続けて、次第に協力してくれる仲間が増えた。

大学を卒業してから本格的に活動をはじめ、美大生や美大卒のスタッフを雇って一緒に制作し、たくさんのお店がお取り扱いをはじめてくださり、有名なキャラクターとの夢のようなコラボ作品もたくさん作ってきた。

大きな会社で、もにまるずのようなものを作れないわけがないけど、
あえて「もにまるず」とコラボしてくださるのは、もにまるずを応援してくださっているからだと思う。


18歳から初めて、今は28歳。
もう10年になった。

ただ10年やってきたわけではなくて、常にスタッフと一緒にクオリティを上げるための研究・実験をして、新しい技術を生み出してきた。

今では、2年前の商品は全て出荷不可となるような基準で作っている。
コストがギリギリでも、その時のベストのものを商品にしたいから。

できる限り小さな穴も埋めて、筆塗りもなるべく丁寧・繊細になるよう努めている。

もしかしたら誰も気づかないレベルのことを気にして作っている。
コストに見合わないかもしれないことまで気にして作っている。

理想のクオリティの「もにまるず」があるから。


現段階の理想の「もにまるず」のプロトタイプの技術は実は1年以上前から完成している。
でも、1個作ることと、100個・1000個と量産することは全く違う。
手間がかかりすぎて、商品にできない。

それでも、それをなんとか量産できるようにしよう思って、日々考えて研究している。


もにまるずのコピー商品を笑いばしてきたのも、全くクオリティが伴わないし、
こちらはどんどん技術を磨いて圧倒的な作品を作った方がいいと考えているからだ。

いつか、これはどうやって作っていたのだろうと思われるような作品にしたい。
ディズニーのアニメ「白雪姫」のような。オーバーテクノロジーのような。

美しいものを作りたい。


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コピー商品とは少し別の話になってしまったように思えるけど、ここまで書いたことが大事なこと。


こういう思いで、「もにまるず」を作ってきたし、これからも作る。

こういう思いに共感してくださった方々が、力を貸してくださり、もにまるずは続けることができている。
一緒に運営している仲間。作っているスタッフ。お店に置いてくださる店員さん。
もにまるずを激推ししてコラボをしてくださる会社の、もにまるずコラボの担当の方。

そして、もにまるずを気に入ってくださる、たくさんのお客さま!

もにまるずは日本でしか売っていないけど、海外にもファンの方はいて、わざわざデザフェスに来てくださる方もいらっしゃる。
Instagramに「もにまるず」の偽物がアップされていると、「それは偽物だから、作者の彼からもにまるずを買うべきだ!」というコメントを見つけたりして嬉しくなった。

こういう熱心なファンの方がいることが本当に嬉しい。


人と人の関係性が、作品を作り上げている。

もにまるずは、人と人の関係性で作られている。



コピー商品を作っているメーカーの方も、コピーだとわかって作っている方もいるかもしれないし、お店で取り扱いをする店員さんも、それで後ろめたい気持ちになっているかもしれない。


コピー商品が出回るのはよくあることだし、どうしようもないことなのかもしれない。

あまり誰も幸せにならない。

クオリティも、人と人の関係性も、何もかもが美しくない。

18歳から28歳まで時間のほとんどを費やしてきた、この10年間をあっという間に侮辱されたような気持ちになる。

書こうすると、悲しいのか、悔しいのか、怒りなのか、
一言では表せない、よくわならない感情がわいて、涙が出てくるし、手が震える。

だから今まで何も書いてこなかった。書けなかった。

でもこういう思いで作っているということ、それを周りの方やファンの方に知ってもらうことは必要だと感じたから、今回このように書いた。5時間もかかっている。





コピー商品が無くなることが一番の望み。

さすがに国内では出回らないだろうと信じていたのに、
どうしてもそれが難しい残念な世界ならば、
これからも「もにまるず」を作るだけ。

かわいさと、クオリティと技術と、美しい仕組みで。


「もにまるず」を好きでいてください。






特許4533962