生き物なのに、整列している美しさがあります。
私は小さな頃から、同じ物モノが整然と並んでいる様子や、システマチックにモノが作られていく様子を見ることが大好きでした。
それは今も同じで、自分の制作にも大きく関係していると感じているのでここにまとめておこうと思います。
幼稚園や保育園には通っていなかったので、小学校へ入学するまでは家で遊んでいることがほとんど。トミカをひたすらキレイに並べてるのが好きで、よく「渋滞」を作っていました。本物の車からから見る渋滞も良く、赤いランプが並んでいて「なんとなくいい光景だな~」と思っていたこともあります。
レゴブロックで遊ぶこともかなり多く、ぴったりハマることが楽しくて2×4のブロックと2×2のブロックの関係性が特に大好きでした。
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| http://www.brickers.jp/ |
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| http://www.brickers.jp/ |
レゴブロックは、ものを作る「システム」そのものです。
あとは立方体と正方形を好んでいて、サイコロキャラメルは最高のモノでした。同じ立方体の箱が何個もあり、そして中には立方体の半分の大きさのキャラメルが2個入っているのですから、ぴったり好きにはたまりません。
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| サイコロキャラメル |
幼い頃はこのような育ち方をして、システム大好き・左右対称が大好き少年になったのです。
同じものをたくさん作ることに感動した決定的だった事は中学時代の園芸屋さんでの職業体験でした。花屋さんというよりも、花を温室で育てて出荷するので農業に近い仕事です。
全てが整然と並んでいて、いたる所に日付がふってあり、とにかくシステムがきっちりしていて圧倒されました。なんて気持ちがいいのだろうと感じていました。花という「生き物」を同じようにたくさん育てることができるシステムに深く感動したのです。市場の競りまで同行させてもらったので「これが、ものを作るって売るということなのだ」と実感したのです。
一番衝撃だったのは「治具」の存在です。
それに出会ったのは、大量の小さな芽を別の植木鉢に移し替えていく仕事でのことです。植木鉢の土に指で凹みをつけて芽を入れます。でもそれでは遅いとおじさんが持ってきたのが、並べた植木鉢に一気に凹みをつけるための木製の治具です。作りは単純で、4×5個に並んだ植木鉢の上に、4×5本の短い棒がついた板を乗せるだけのもの。
しかし、これが衝撃的でした。
「ローテクなくせに、なんだこの効率の良さは!」と驚いたのでした。
その中学生は、今では毎日手作りフィギュアを整然と並べて作っています。ちょっとした治具もあります。
手作りにこだわっているくせに実は同じものが作れないことを嫌っていて、もにまるずの模様があるキャラ(キリンなど)も模様が同じ位置になるようにガイドがあります。「この世に1個」よりも「この世に50個」のほうに魅力を感じます。1品ものはほとんど作らず、基本的には複製可能なものを作る傾向にあります。同じもを作ることができるのが好きという一方、自分の手元になくなってしまうのが嫌いなのかもしれません。
最近はマクドナルドやサイゼリヤのシステムの話が自分の中でアツいです。
村上隆さんの工房システムにも興味津々です。
小さい頃からの、整列好き、コレクション好き、同じものを作ることへの憧れが今の作品作りに大きく影響しています。
こんな事を思いながら、畑を眺めたりして、今日も明日も作ります。





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