2013年5月28日火曜日

もにまるずヒストリー17:2010年10月 最後の芸術祭

2010年4月から大学4年生になり、初のデザフェス出展、箱根彫刻の森美術館での販売、そして卒業後に作家活動をするにあたっての「もにまるず」の権利化を進めました。

もにまるずヒストリー16:作家活動に備えて、もにまるずの権利化

8月に箱根彫刻の森美術館での若手作家コーナーでの販売があり、9月から売り場を通常のコーナーに移動しレギュラー商品入りをさせて頂きました。

夏休みは箱根での販売、卒業制作の準備、先生からの紹介で目黒区美術館でのnaef展のお手伝いのアルバイトやらせてもらったり、銀座で木製玩具作品の展示などなど、てんこ盛りであっという間に終わってしまいました。

夏が終わり涼しくなってくると芸術祭がやってきます。
最後の芸術祭です。

もちろん、やるからには1位をとりたい。2年連続で大賞をとったら最高だ。全力のぶっちぎりの展示がしたい。最後だ、THE 芸祭展示 を見せてやる!くらいの意気込みでした。

しかし夏の諸々と、卒業制作の試作でなかなか芸術祭の制作の時間が作れませんでした。
スケジュールを見て毎日焦っていました。体力には自信がありましたが、それにしてもありえないスケジュールでした。

10/23(土) 卒業制作プレ展示(中間発表のようなもの)
10/30(土)〜11/1(月) 芸術祭
11/6(土)、7(日) デザインフェスタvol.32

なんだこれは!!毎週なんかあるじゃん!!!!
しかも一個のウエイトがデカすぎる!!!!!
これが学生時代の中で一番やばかった時です。でも絶対に悔いは残したくないから、へろへろになっても作り続けました。

卒業制作のプレ展示をなんとか終え、教授から色々と言われた事を全て横に置いておき、全ての力を芸術祭に注ぎました。

2010年10月、芸術祭!大学4年生。
テーマは「祭」!最後にふさわしい!
芸祭野郎・渡部学の最後の展示がこちらです!!
もにまるずのまとめ展示と、友達とのコラボ作品の展示です。

これが最後の芸術祭!ふりしぼって展示しました!
もにまるず。グッズの紹介と、一番右にあるパネルが、簡単なもにまるずヒストリー。


今回は「もにまるず」の展示と平行して「Hippo Hippo Stone」という友達とのコラボ作品を作りました。


「Hippo Hippo Stone」とは「バカバカしい」をコンセプトに、作りたかったけど自分一人では作れなかった作品を友達が協力してくれて一緒に作ったものです。


「スイカパンツ」
これを赤ちゃんに着させて、ピッとsuicaをやりましょう。
コラボ:渡部のアホさを知り尽くした「ばんちゃん」と。


「でんたるけぁ!ハワツイン!」
歯の指輪〜歯輪(はわ)〜を授業中に遊びで作ったのをふざけてアニメ商品っぽく仕立て上げました。
コラボ:しっかりものの、ふわふわ女子「のいちゃん」と。


「姫彼2012」
姫と彼のひめくりカレンダー・姫彼です。
お姫な彼女と、ダメダメな彼のための彼氏力UPカレンダー。
日々のミッションを遂行した日には素敵な彼になれるかも!
コラボ:天才マンガ家の「夏子様」と。


「Zi★99」
パッと見、かわいげ、よく見ると気持ち悪い。
実は図形の中にクリーチャーがひしめいています。絶対欲しくない(Zi★99)。無理あるタイトルだな〜。
コラボ:絵がめっちゃ上手い「トモカズくん」と。
「Buttonda-Backpack」
ぶっ飛んだバックパック。ボタンだバックパック。煩悩の数くらいのボタンが付いています。
もちろんボタンは付け替え可能でカスタマイズできるよ!金属のボタンだから空の状態で2kgくらいあるけどね!!!
コラボ:ストリート系&Djの「ぐっち」と。


これが最後の芸術祭の展示です。
色々とギリギリだったけど出し切りました。

この年の投票はweb投票でした。これを知った時から「ああ、これはいかんな〜」と思っていました。webだと来場者さんがその場ですぐにできる投票ではないので実は若干、不利なのです。それも考えて、ノートPCも常備しておきました。

また朝から展示場に立って説明もしました。
1日目、2日目、なるべくずっとプレゼンをしました。

友達が見に来てくれました。
家族が見に来てくれました。
先輩や後輩も来てくれました。

1年生の展示から見ていてくれた同級生のお母さんとも初めて会うことができました。
「成長しましたね」って言ってくれました。

知らない後輩たちが展示を見て、喜んでくれていました。
今回もたくさんのメッセージを書いてもらって「この展示を見れてよかったです」という下級生からの言葉がありました。

そして3日目。
1日目、2日目、たくさんの言葉と、たくさんの反応を見ていたら力が抜けてきて
賞をとりたい気持ちがある反面、
「あぁ、もう賞はいいや。できることはやったな。」

とも思えてきたのです。

突然、満たされた気持ちになって、最後の芸術祭なんだと実感が湧いてきて、それからはベンチにすわってぼーっと展示場を見たり、たまーに説明したりしていました。

投票が閉め切られる17時。

もちろん賞は気にはしていましたので、電話の準備はしていました。
なんとなく入賞はしている気はしていました。

17時15分…20分…25分…

ああ、これは入らなかったかな。
そして17時30分。

電話が鳴りました!

「渡部さんですか?入賞おめでとうございます!第五会議室までおこし下さい。」

「おお!今年もきたーーーー!」

3位以内に入っていたら嬉しいな〜と思っていましたが、
結果はギリギリ入賞の5位!!
まぁ全力で1位を狙わなきゃ2位も3位もとれないなんてわかっていました。
でも来たら来たでやっぱり嬉しい!!!!

まずはコラボしてくれた友達に連絡!
同級生に連絡!!
家族にも連絡!!!

受賞式に、同級生が集まってきてくれました。
「今年もやってくれたね!!」って。

去年に5位だったらむちゃくちゃ悔しかったのだと思います。
でも今回は、まったくそんなことはなく、友達と楽しく作れて、一緒に受賞できてそれでもう満足でした。

1年生は大大大失敗の芸術祭でもにまるずの前身「100ANIMALS」を作りました。
2年生は友達とのグループ展、「もにまるず」が誕生しました。
3年生は個人での制作に戻り、「もにまるず」と「CREATOY」で芸術祭1位をもらいました。
4年生は、「もにまるず」のまとめの展示と、友達と一緒にバカバカしい作品を楽しく作りました。楽しく5位入賞。

満足!!
最高に楽しい芸術祭だった!!
学生の多くの時間を費やして作ってきた「もにまるず」。
アイデアはあるけど自分だけでは形にできなかったバカバカしい作品たち。
思いっきり作れた!!





芸術祭は楽しく!作りたいものをやりたいように作ればいいんだよ!
という芸術祭への思いをこめて作ったのが実は「Hippo Hippo Stone」という作品でした。

芸術祭のパネルに書いた文章です。
ー ー ー ー ー ー
「Hippo Hippo Stone」

くだらなくたってイイんです。
素晴らしくなくたってイイんです。
大好きな友達と一緒に作ったらイイんです。
それが美大生だと思うんです。

ばかばかしい雑貨ブランド「Hippo Hippo Stone」
いつか作ろうと思っていても、ひとりでは作れなかったもの。
友達とコラボして作りました。

ありがとう、芸術祭。

グッバイ、アディオス、サヨウナラ。
ー ー ー ー ー ー

この年の芸術祭には、大好きだったバンドの「キノコホテル」がライブに来て、生で見ることができました。
もにまるずのまとめの展示をして、大好きな友達と作品を作って、満足の5位入賞をもらうことができました。

キノコホテルも、入賞も、最高のプレゼントでした。
みなさまのメッセージも大切な宝ものです。

最後の芸術祭は、最高の芸術祭でした。
芸術祭は、大切な、大切な思い出です。

執行部の皆様、ありがとうございました。

芸祭、最高!!!

こうして、もにまるずと共に歩んできた芸術祭は終わったのでした。

つづく







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