2018年3月11日日曜日

学生もにまるずスタッフ卒業2018!!

もにまるずは、美大生の学生スタッフと、美大を卒業したスタッフによって制作されています。

2018年3月9日、学生もにまるずスタッフの卒業もに会をしました。
スタッフが集まる、ちょっとしたご飯会のことを「もに会(もにまるず会)」と呼んでいます。


料理は全てスタッフによる手料理です!


もに会恒例のプレゼントタイム。
限定もにまるずや、TRFGのタオルなどがもらえたり。


今年の四年生には、「おやこうさぎ」という卒業生限定のもにまるずをプレゼントしました。


もにまるずの原点である「うさぎ」。
これから、今までのもにまるずの制約を少しやわらかくして、もにまるずのオリジナルの新しい動きをしようという思いを表現しました。

物理的ではない、やわらかさです。


ーー

時間は、命です。

学生時代という貴重な時間を、もにまるずの制作と、渡部の夢の実現を支えることに費やしてくれたこと、心からの感謝しています。

毎年、四年生が卒業していくのは寂しいですが、それが「もにまる工房」のやり方で、それが良さでもあります。


「やわらかい は 強いこと」

もにまる工房で働いたみんなは、このメッセージを受け取ってくれたと思います。

これからの人生、色々なことがあるでしょう。

そのとき、少し思い出してみて欲しい言葉です。


やわらかく、強く生きてください。

ありがとう!!

渡部学








2018年1月20日土曜日

卒業制作展を見て、思ったことをつらつらと

母校の武蔵美の卒業制作展を見てきた。

毎年、学生もにまるずスタッフの作品を見に行っている。

もにスタッフの作品。本文とは直接関係はないです。


四年生の皆さま、本当にお疲れ様でした!


卒業制作展を見終わって、考えていたことをつらつらと書いてみる。
誰の作品がどうとかではなく、卒業してから考えていたことを、なんとなく卒業生に向けて。


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卒業制作は、心身ともにすり減る。
痩せた人もいるだろうし、ストレスで太った人もいると思う。

やりたいことをやり切れた人もいるだろうし、
納得がいかない人もいるだろう。

卒制に集中できた人もいるだろうし、
諸事情でそうもいかなかった人もいるだろう。

これからに繋がる何かを得た人もいるだろうし、
もう美術なんてうんざりの人もいるかもしれない。


これから就職をして美術やデザインに関わる人もいるし、全く違う分野に進む人もいる。

進学する人もいるし、作家として活動する人もいる。

どうしようか悩んでいる人もいるはずだ。


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大学という環境は、とても温かい場所だ。

ウマが合わない教授もいたかもしれないけど、
未完成みたいな作品でもしっかりと厳しいことを言ってくれるその環境は、これからはそうそう無い。

パネルが曲がってるよ、なんて細かいことを言ってくれるのは愛でしかない。

後輩からこんなエピソードを聞いたことがある。

大展示室で講評をしていて、順番に壁際の作品を見て回っていた。
一つの作品の講評を終えて、次の作品に目を移して「これは〜」と教授が講評を始めようとしたそれは、ただのドアストッパーだったという。

「先生、それはドアストッパーです」と言って、次に移ったそうだが、こんな環境は大学を卒業したらもう無いんじゃないかと思う。

私は大学を卒業して7年ほど経ったが、時が経つにつれ、教授の偉大さ、美術やデザインなど「つくること」を続けている方々への尊敬の念が高まっている。

続けることは、簡単ではない。

美術やデザインをしないという選択も充分ありうる。


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世の中にはダサいもので溢れている。

美術やデザインで、もっと良くなると思っている事がたくさんある。

そう思っている美大生が毎年たくさん卒業していく。

そのアグレッシブな気持ちを持ち続けてほしい。

もし、持ち続けられなくても、そう思っていたことを覚えておいてほしい。

こんなことを書くと、年寄りみたいだけど、
そんなことを思ってても言わずに、陰ながら応援しているたくさんの卒業生がいることを覚えておいてほしい。

芸祭や卒制で、特に作品についてあまりコメントもしないけど、興味深く作品を見ている卒業生の大人たち。大切な何かを感じている。

社会に出てなんだかイマイチなデザインをしている大人たちがいるかもしれない、デザインがオシャレすぎると否定をされるかもしれない。
それでも、その頃の想いを忘れてはいないはずだ。


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大学を卒業してから、美術やデザインは、学生の頃に思っていたよりもずっと幅広く、
卒業生たちも色々なかたちで働いていると知った。


一見、美術やデザインではないようなことに、その思考方法を取り入れている。

一方で、美術やデザインを学んできた人は統計的にはごく僅かだと気付かされる。

その中で、これから何をすべきかを考えている。


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卒制制作を終えて卒業したら、もう対等だ。

「あれはお金のある企業だから作れる」とか言っている場合じゃない。

有名デザイナーやアーティストを呼び捨てにして、勝手に講評してる場合じゃない。


卒業して、真っさらの状態になったとき、自分の何もできなさに驚く。

たとえ、お金がたくさんあったとして彼ら以上のことができるだろうか。


商品を作るとして、お金があるだけじゃ生産は管理できない。流通ができない。


お金がたくさんあったとして、美術館に収蔵されるような作品が作れるだろうか。


何もできない。


ここからが学びの本番なんだと気がついた。

学び方の「型」を大学で教わったんだなと理解した。


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卒業して、もう7年、まだ7年。

忘れてしまいそうな事もあるけど、大切にしている事もたくさんある。


卒業制作展を見て、思ったことをつらつらと書いてみた。



四年生、卒業制作、おつかれ様でした!



大切なことを、大切にしてください。

2017年12月30日土曜日

渡部学 & もにまるず 2017!!

2017年もおしまいですね!

12/29に仕事納めをして、今日はのんびりしていました。


イベントで頑張ったサンプルもにまるずたちが洗われた様子


今年は何をやったのかなと思い出してみると、大きなイベントしか覚えていなくて、これも今年だったかと驚いたので、まとめておきます!
ほぼ備忘録です。毎年こう言っていますね。


2017年は、大きく分けて、
1、「もにまるず」
2、「渡部の活動」
3、「株式会社ワンダーマークの新事業」


の三本立てという感じでした!

2017年は勝負の年だ!と言って始まりました。(毎年言ってます)

時系列に並べるとこんな感じです↓(読まなくて大丈夫です)

2017年
1月 サンリオキャラクターズ × もにまるず コラボカフェ
2月 東京駅 キャラクターストリート 期間限定ワゴンショップ
4月 ニューヨーク ヲウチギャラリー 展示
5月 チェブラーシカ × もにまるず
5/6 新作「TRFG」登場 コミティア
5/28 デザフェス もにまるず TRFG
6/8 さいしんビジネスフェア キュートポン
6/17 名古屋クリエイターズマーケット もにまるず TRFG
7/22 ハンドメイドインジャパンフェス もにまるず 
8/5 真夏のデザインフェスタ TRFG
9/5 ギフトショー 雑貨事業 立ち上げ
9/23 武蔵野美術大学 インターンシップ演習 講義
9/28 東京信用保証協会主催 江戸・TOKYO 技とテクノの融合展 キュートポン 
10/7 Life & Create -Forest-
11/11 デザインフェスタ もにまるず TRFG
12/2 ねーねーねこ  × もにまるず 発売
12/9 名古屋クリエイターズマーケット もにまるず
12/9 すみっコぐらし × もにまるず 新作発売
12月 NHKで商品紹介、雑誌掲載など

カテゴリー別にざっと振り返ります!
それぞれに、とても想いがあるのですが、ざっくりと振り返ります!

さらっと読んでください!!

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もにまるず 2017!!


1月

サンリオキャラクターズ × もにまるず コラボカフェ から始まりました!


1/1「ぐでたま × もにまるず 」発売


2月
2月 東京駅 キャラクターストリート 期間限定ワゴンショップ

ライブペイントもさせていただきました!


2月
2/25 「ハローキティ(ブルー)×もにまるず」

5月
「チェブラーシカ × もにまるず」 チェブラーシカカフェ限定発売
顔の部分を塗装ではなく、もにもに素材で表現したのは新しい試みでした。



ずっと知ってたけど、さすがにパクリ商品にキレたブログを書いたり。

「もにまるず」の類似品について思うこと

でも、この時にたくさんの方が応援してくださっていることを改めて感じました。
ありがとうございます。


5/28 デザフェス出展 クリオネ登場

あと、イベントは
6/17 名古屋クリエイターズマーケット
11/11 デザインフェスタ出展
12/9 名古屋クリエイターズマーケット出展
にも出ました!

12/2 ねーねーねこ  × もにまるず 発売


12/9 すみっコぐらし × もにまるず 新作発売



あと、もにまるずのインスタを始めました。フォローしてね!
https://www.instagram.com/monimals_jp/

イベントにたくさん出たな〜!
新作が少なくて、もにまるずがおとなしめの年になってしまったなと反省しています。

2018年、頑張ります!
コラボも頑張ります!!


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渡部の活動 2017!!


展示企画

4月 ニューヨーク ヲウチギャラリー 展示

若手アーティスト展示をニューヨークのブルックリンで行いました。
渡部は作家として参加はせず、企画運営をしました。現地で設営をしてきました。

ニューヨークは楽しかったです!



TRFG
そして、2017年は「TRFG」というトラフグをモチーフにした作品を制作しました。



すごい勢いでアイテムを増やし、イベントにも積極的に参加しました。




TRFGのWEB https://www.trfg.jp/
TRFGのインスタ https://www.instagram.com/trfg_jp/
をつくりました。





5/6 新作「TRFG」初登場 コミティア
5/28 デザフェス TRFG 出展
6/17 名古屋クリエイターズマーケット TRFG 出展
8/5 真夏のデザインフェスタ TRFG 出展
11/11 デザインフェスタ TRFG 出展

わ、TRFGで5回もイベント出てた!!

2018年も、TRFGがんばります!!



武蔵美で講義

9/23 武蔵野美術大学 インターンシップ演習 講義

今年で3回目の講義をさせていただきました!

今回も、配布用の新作の冊子を作りました。渾身一冊です。


グループ展示 Life & Create -Forest-

10/7 Life & Create -Forest-
もにまるずスタッフや、作家仲間で集まったグループ展を企画運営しました。

もちもちましゅ

そうそう、もちもちましゅのインスタも始めました。

もちもちましゅ Instagram https://www.instagram.com/mochimasyu/
2013年から作っている作品で、地味に活動しています。
めっちゃ地味にやっているのですが、もちもちましゅもこれからもよろしくお願いします!

渡部個人の活動はこんな感じでした〜!


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株式会社ワンダーマークの新事業 2017!!


今年から、新しい事業を2つ立ち上げました。


キュートポン




まるっこいキャラクターのストラップを100個から製作し、パッケージングまでしてお届けするサービスです。
クリエイターさんの悩みを解決するようなことがしたくて立ち上げました。一年間、考えて立ち上げました。
実はパッケージ詰めは、半分くらいは渡部がやってました。
今後はストラップだけでなく、45mmサイズのフィギュアや、100mmサイズのフィギュア(置物)をつくるサービスを考えています。
大きいサイズは、2018年に開始する予定です〜!(頑張ります)

それに伴ってビジネスフェア出展もしました。



6/8 「さいしんビジネスフェア」 キュートポン 出展
9/28 「東京信用保証協会主催 江戸・TOKYO 技とテクノの融合展」 キュートポン  出展

デザフェスとは違う世界の、金融機関関係のイベントにも推薦枠で出展させていただきました。
本当に有難い限りです。



デザイン雑貨ブランド「WONDER MARK」

9/5 ギフトショーにて、雑貨事業の立ち上げをしました。
こちらも一年間、企画・開発をしてきた事業です。
デザイン雑貨ブランド「WONDER MARK」



こちらは、クリエイターや美大生のアイデアを商品化して発信する事業です。
ハンドメイド的な拡大方法ではなく、海外で量産していただき、問屋さんを通して大きく展開するようなビジネスです。


新事業をやってみて、初めてのことばかりでしたが周りの方々が本当に助けてくださり、なんとか形になりました。

ありがたいことに、12月にNHKでの商品紹介、日経MJ、雑誌掲載など複数のメディアに取り上げていただき、思いもしてなかった追い風が吹きました。

本当に、本当に有難いです。




2018年から本格的に新商品を発売し、流通先の増やせるよう営業していきます。
こういう事業をすることを大学時代から思い描いていました。

こちらも頑張ります!!


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さて、こんな一年でした!
雑多ですみません!!

今までやってきたことが発展したり、
新事業のように、ずっと考えていたことがカタチになったり、
TRFGのように、突然生まれて衝動的に作ったり。


毎年毎年、今年は勝負の年だ!と言っていますが、
今年は結構なレベルで勝負でした。

新事業へのプレッシャーもあって、今年を乗り切れるか?と思いながら日々を過ごしていました。平気そうな顔して、ボロボロになりながらやってました。

昨日、仕事納めをして、スタッフが帰って、各作業部屋に一礼をして今年の制作を終えました。

夕御飯を食べて、ほっとした瞬間に、突然涙が溢れて、
安心感なのか、達成感なのか、悔しさとか、
わまりの方々への感謝とか、ありがたさとか、
何もかもが混じった感情でいっぱいになりました。

自分でも意味がわからなくて途中で笑うほど、号泣していました。


仕事納めをして、
もにまるず作者でもなく、
クリエイターでも、
ワンダーマーク代表でもなくなったふとした瞬間に、
一気に一年の様子が俯瞰して見えてきました。

これが走馬灯というものかと思うほどの、映像ではっきりと見えた、
とても不思議な体験でした。



さてさて、来年は、勝負の年になりそうです。

2018年は20代最後の年です。

30歳になります。

頑張ります!!!!!




2017年も、ありがとうございました!!

心から、感謝しております!

みなさま、よいお年を!!!!!




2017年 12月31日 渡部学




昨年の記事

渡部学&もにまるず 2016!!
https://watabemanabu.blogspot.jp/2016/12/2016.html













2017年10月9日月曜日

Life & Create -Forest- 展 への想い

2017年10月7日〜8日に開催しました「Life & Create -Forest-」展が盛況のなか、無事に終了いたしました。

ご来場くださったみなさま、誠にありがとうございました。


もにまるずスタッフや、卒業生、クリエイター仲間など22名の若手クリエイターのグループ展。

それぞれが「森」をテーマに作品をつくりました。

昨年に会場は原宿デザインフェスタギャラリーEAST。
このギャラリーは、学生時代に「もにまるず」が初めて学外に出て展示した、思い出深い場所です。






今回、自身の作品は「やわらか森のもにまるず」というイラスト作品と、
もにまるずやベビーパウダーを入れる「きのこケース」・もにまるずを乗せる「きりかぶ」を制作しました。

つくることの原点を思い出しながら制作をしました。



作品も、少しだけ掲載します。


かざまりさ さんのイラストレーション


ナチ さんのアクセサリー


みずしまめぐみ さんのブローチ


参加クリエイターたちのみなさま、本当に素敵な作品を制作していました。

学生や、働きながら制作をするクリエイター、作家として生きているひと。

それぞれの生き方のスタイルがあり、それぞれの作品が生まれます。


みんな「いいものをつくりたい」という気持ちを持っているクリエイターたちです。

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日々の暮らしのなかで、時間はあっという間に流れていきます。


一日、一時間、一分、一秒。


その流れていく時間を、少しでも素敵な時間できればいいな、という想いがあり、この展示を開催しました。

好きなクリエイターの作品を、展示会場で作品を眺めている、その時間。

友達や家族、作家仲間が集まる、その時間。


そして、作品を購入して帰ったあとの時間。

たとえば、

アクセサリーをつけている、その 一日。

キャンドルを灯している、その一時間。

イラストを眺めている、その一分。

もにまるずをさわった、その一秒。

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限りある時間。
めまぐるしい暮らし。

まったく新しく時間を作り出すのは大変なことです。

でも、いつもの時間に、作品と一緒にいてもらうことならできると思っています。

Life & Create で作品を販売する理由です。

展示会場以外でも、素敵な時間を生み出せるように。


少しでも心に残るような、一日、一時間、一分、一秒をつくりたいものです。

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Life & Create 展 にご来場くださいましたみなさま、
参加クリエイターのみなさま、
デザインフェスタギャラリーのスタッフさま、
ありがとうございました!

これからも、よろしくお願いいたします。


渡部学














2017年9月24日日曜日

母校の武蔵野美術大学で講義!! ~もどかしさを力に変えて~

9/22に、母校の武蔵野美術大学で講義をさせていただきました。

インターンシップ演習という講義で、武蔵美を卒業した後にはどんな進路があるのか、卒業生がどのような仕事をされているのかを知ることができる授業です。



何人もの武蔵美卒の方が講義にいらっしゃるのですが、その一番目として今年もお話させていただきました。今年で3回目です。

3回目と言えども、毎回、今年で最後と思って講義しています。
これは精神的な話でなく、来年の講義の依頼を頂けるかはわからないからです。

今年は要点をまとめたメモも持たず!
マイク1本で、90分の1小節、全力で挑みました!
(流行りのラップバトルの影響)

学生時代の失敗や悩みをたくさん語った理由


毎年お話する内容はほぼ同じですが、特に語るのは学生時代のこと。大学一年生から四年生まで芸祭に捧げた話と、卒業してからの活動のこと。失敗したことも、なるべく詰め込んで話しました。

学生時代の自分が一番知りたかったのは、今活躍してる人の学生時代の話でした。
だから、学生時代から自分の活動の記録を残し続けてきました。いつか武蔵美で講義をするつもりでとっておきました。

一年目、二年目、と講義をして足りなかった部分を補って内容をバージョンアップしています。

毎回、最後に感想シートを書いてもらい、それを熟読しています。
「本当に感動しました」とか「今まで受けた講義の中で一番良かったです!」とか、そういう言葉がとても嬉しいです。

でも、一年目の感想でとても多かったのは
「渡部さんには最初から作りたいものがありましたが、私にはありません。そういう人はどうしたらいいでしょう」
「焦ってばかりで、どうしたらいいかわかりません」
というものも目立ちました。

一年目の講義は、何も悩みがなくストレートに「もにまるず」を作り続けてどんどん駆け上がっていったような講義になってしまっていました。
悩んでいたことはあえてあまり言わずに、メインメッセージを明快にするために、余計な要素を削ぎ落として語りました。

自分でもわかっていました。これでは学生がおいてきぼりになってしまう部分もあると。

だから、誰だって悩んでいるんだってことをもっと語ろうと思ったのが今年の講義でした。

人間らしい講義にしたかったのです。

美大生と芸祭が大好きな自分だからこそ語れることを。

もどかしさを力に変えて


今までやってきた事だけ見ると、すごいことをしているように見えるかもしれません。
確かに、ありえないような事をしている。
初めて作った作品が、ここまで広がってきたのだから。
学生からしたら、スーパーマンのように思えるかもしれません。

でも、それも全ては「人」が助けてくれているからこそ成り立っているということ。

渡部学はスーパーマンなんかじゃない。

悩んで、考えて、立ち止まって、それでも走って。

普通の「人」なんだってことを伝えたかった。

普通の美大生だった。

みんなと同じ講義室で講義を聞いて、同じ学食を食べて、同じ玉川上水を歩いてきた。

ただ、芸祭が異常に大好きで、美大が大好きで、つくることが大好きで、
こんなもんじゃないという「もどかしさ」を力に変えているだけの、普通の人間。

そういうことを伝えたかったのです。



毎年、冊子を作っているのですが、
一年目と二年目の冊子はビジネス書や自己啓発書みたいな内容でした。
それはそれで必要と思って書いています。
今年は、悩みをたくさん書いた冊子にしました。

ワンダーマーク社長でもなく、もにまるず作者でもなく、「武蔵美卒の渡部学」として人間らしい内容を書きました。

今年の講義も、みなさん真剣に聞いてくださり、熱いメッセージもたくさんいただき、
本当に素晴らしい時間でした。

素敵な作品をつくって、
素敵な時間を生み出していきましょう。

悔しいこともある。情けないことも、妬ましいこともある。

それでいいし、それがいい。
今の渡部も、そんな「もどかしさ」を力に変えて、つくっています。

そして、
愛をこめて、つくりましょう。

講義を聞いてくれた学生のみなさま、感想や質問、なんでもお気軽にご連絡ください!

ありがとうございました!!





講義では配布しましたが、少し余分があるので10/7-8の展示で販売もします。

配布物を販売するのもアレな感じですが、
今後の活動の「応援」的な感じでご購入いただけると嬉しいです!
薄い冊子ではありますが、内容は全力です!ご興味のある方はぜひ!

よろしくお願いします。

2017年10月7日(土) 8日(日) 原宿デザインフェスタギャラリー  EAST 201 , 202「Forest (森) 」をテーマにした作品が集う。株式会社ワンダーマーク3周年を記念して、若手クリエイター 22名による「Life & Create -Forest-」 展  を開催します。
http://www.watabemanabu.com/forest





2017年9月9日土曜日

29歳、新事業や活動への想い

先日、9/5に29歳になりました。

会社も3年目をむかえました。

株式会社ワンダーマークとして、新しい事業をスタートしました。


「WONDER MARK™️」というデザイン雑貨ブランドを立ち上げました。
クリエイターや、美大生のアイデアを商品化するという挑戦です。

学生の頃から、こういうことをずっとやりたいと思っていたところ、
生産や輸入、展示会の出展のプロの方に出会い、
一年間かけて企画と開発を進めて準備してきました。

東京ビッグサイトで開催されたギフトショーに出展し、お披露目&受注をしました。



たくさんの企画から3案を選び、ブラッシュアップして商品化。





展示会では、どの商品も興味を持っていただけたので、これから商談をすすめていきます。




9/5に搬入し、その日に29歳になり、なんともタイミングがバッチリなスタートとなりました。

「もにまるず以外にも、いろいろなことをやってるね!!」と言われます。

ーー

28歳、確かにいろいろなことをやってきました。

2017年の1月には「キュートポン」というストラップを100個から製作できるサービスを立ち上げ、クリエイターさんの活動のお手伝いをさせていただいています。



「TRFG」というToy & Fashionの作品も制作しています。


これ以外にも、実は水面下でアーティストさんのグッズを作ったり、アトリエをお貸しして制作活動の応援をしたりも少しだけしています。

いろいろなことをやっているようで、想いは同じなのです。


「いつもの時間を、素敵な時間にしたい」


そう強く思い始めたのは4年ほど前のこと。
もにまるずの制作で、毎日がめまぐるしく、体力も精神もギリギリで毎日を過ごしてしていました。

そのころ、ちょうどアロマテラピーの勉強をしていました。
エッセンシャルオイルはいろいろな使い方があるのですが、お風呂に入れるという方法があります。

どんなものかと思って、試しに2滴のオイルをお風呂に入れました。

フワッと広がる香り、安心感。

たったこれだけの、2秒で済むようなことで、こんなにもいつもの時間が変わるものなのか。衝撃でした。

それから、しばらくはお風呂にオイルを垂らすことにハマり、その時間が心の支えになりました。


これは、香りの話ですが、デザインやアートにも同じような力があると信じています。

生活必需品ではない「香り」がそうだったように、
「アート」や「デザイン」も、
時間に深みをもたらし、空間に質感を与え、心に染み込みます。

「もにまるず」も同じです。
もにまるずをさわって、すこしだけでも笑顔になってほしい。
その一瞬だけでも、やわらかい心になってもらえたら嬉しい。

もにまるずを始めたばかりの頃は、大きく広げることに戸惑いがあるときもありました。
でも、自分だけで作って広げることには限界があります。

「たくさんの方にさわってもらいたい」という気持ちと「広げることへの抵抗感」の戦いがありましたが、
変なこだわりを捨てて、納得できるクオリティを保ちながら、できる限り広げようという気持ちに変化していきました。

そして、もにまるずを続けながらも、
もっと「いつもの時間を、素敵な時間にしたい」を広めるために、新しいことに挑戦しています。

単純に、作品が増えれば、もっと素敵な時間が広がるからです。


新事業の「キュートポン」も「WONDER MARK™️」もこういった思いがあります。



「アーティストが生きていく仕組みをつくりたい」


私がクリエイターとして生活させていただいているのは、たくさんの方のご協力によって成り立っています。お客さま、仲間、お店の方々やお取引先の方々。

どんな職業も同じですが、アーティストとして生きていくにも、様々な要素が必要です。

「若い頃の苦労は買ってでもしろ」なんて言葉がありますが、
考えて考えて、頑張った結果の苦労は身になりますが、わざわざしなくていい苦労もあります。

そういうことのひとつとして、「キュートポン」を立ち上げました。
「高い!!」なんて言われることもありますが、今までハンドメイドでやってきて、一人での制作の限界をわかっている方には納得していただけるサービスにしたつもりです。
もちろん、クオリティもできる限りの努力をしています。

キュートポンは、アーティストの制作時間を増やすためのサービスです。
アーティストが生きていく仕組みです。

そして、キュートポンの3Dデータは、渡部が制作することもありますが、
弊社スタッフの彫刻や3Dが得意なアーティストが制作をしています。
これも、別の側面の「アーティストが生きていく仕組み」です。


「WONDER MARK™️」は、クリエイターや美大生のアイデアを商品化し、開発費や仕入れなどの諸費用の採算がとれたらインセンティブをお支払いする事業として考えています。これも、アーティストが生きていく仕組みです。

アーティストのグッズ制作や、アトリエをお貸しするのも、アーティストが生きていく仕組みです。

「TRFG」はけっこう自分の趣味ですが、渡部の「アーティスト」の部分を表現しています。

もちろん、これらで月収が稼げるような規模になることは難しいですが、小さなことを積み重ねて、アーティストとして生きていければと思っています。

ーー

さて、話がややこしくなりますが、アーティストとして生計を立てるだけが「アーティストが生きていく」ということではありません。「アーティスト」とは生き方でもあります。

10/7-8に、原宿デザインフェスタギャラリーで、若手アーティスト22名のグループ展「Life & Create -Forest-」を開催します。
アーティストとして表現することの楽しさを共有できればと思っています。
そして、作品を見て、素敵な時間を過ごしていただければ幸いです。



ーー

展示名は武蔵野美術大学のキャッチコピー「生きるを、つくる。つくるを、生きる」の精神を引き継いだ展示名です。

この言葉は、考えれば考えるほど深いです。

ここでお知らせです。

武蔵美の精神を引き継ぎ、武蔵美道と芸祭道を歩んでいる渡部は、今年も武蔵美のインターンシップ演習という授業で講義をさせていただくことになりました!
27歳の初登場から、今年で3年目です!




今年も、全力で、全身全霊をかけて、語ります。
9/22 16:10〜 7号館401です。

「いつもの時間を、素敵な時間にする」アーティストがたくさん生まれてほしいという想いを伝えます。
そして、毎年新しい冊子を作って配布しています。これは「アーティストとして生きていく仕組み」でもあります。

とても長くなりました。

つまり、いろいろやっているけど、バラバラじゃなくて、
想いは同じなのです、ということですね!!

29歳の挑戦が始まります!!!

よろしくお願いします!!!!!!