視デの授業では「エディトリアル」という授業があります。
自由なテーマで見開きA3の紙面を構成・編集、四六版の紙に面付け、入稿用の完全データを作成し、実際に大手の印刷会社で印刷するというなんともワクワクな授業があります。(4色刷りだぜ!)
「デザイナーとして恥ずかしくない入稿データを作ろう」先生はそうおっしゃっていました。
私はその授業を取り、大変勉強になりました。それまでは何から何まで自己流でしたので、正しいトンボの付け方や折りのトンボの付け方、画像の添付の仕方などなど、何も知りませんでした。
「インクジェットプリンタで出力できればとりあえずOK」的な考えの持ち主だったので、それはそれは恥ずかしいデータを作っていたんだと思います。
でも、本当に恥ずかしいデータってそんな事ではないのだと、友人の作品を通して知ることができたのです。
授業の最終日。
刷り上がった作品が印刷会社から学校へ届きました。
友人が作っていた作品は、本をテーマにした作品。
シンプルな構成の紙面、落ち着いたトーン、整然と積まれた本の写真。
とても美しい作品した。
皆はオフセット印刷に感動。インクの乗り、紙とインクの相性、質感などを高揚しながら確かめていました。そんな中、友人が顔を赤くしながら私に近づき、こう耳打ちしました。
友人「やべぇ、めっちゃ恥ずかしい…。この写真見て、積んだ本の一番下…」
私「一番下…?」
友人「…んもうだよ」
私「え?」
友人「いん◯うが写ってる」
そう、決して写り込んではいけないものが、わずかですが、確かに写っていました。
このデータがあの超大手の印刷会社の機械で刷られたのです。
そう考えたら私の腹筋は崩壊せざるを得ず、デザイナーとして恥ずかしくない入稿データを作ろうと心に決めたのでした。
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